山形で自然撮り。NEX-6で構図(三分割法、レイルマン比率)を意識してみたよ!
公開日:
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最終更新日:2013/11/04
カメラ
実家の山形に帰省していたので自然撮りしてきました。場所は父が退職後に買った山のふもとの古い家。その家庭菜園の周りには生き物がいっぱいでした。
撮影にあたって、写真を上達するべく構図(三分割法、レイルマン比率)を意識して撮影してみました。
カメラ初心者は撮りたいもの(被写体)を中央にする日の丸構図で撮影してしまいがち。私もその一人なので、一般的に良い構図とされる三分割法、中井精也さんの本で紹介されているレイルマン比率を意識して今回は撮影してみました。
各構図の説明は簡単に書いておきます。(引用させていただきました。)
日の丸構図
いわゆる「日の丸構図」の典型的な例。犬の顔が画面の中心に位置しているため、頭上の空間がとても大きくなっており、無駄な部分が多く感じられます。
三分割法
三分割法は、画面を縦横それぞれを均等に3つに分割し、それぞれの接点(赤い点)上に被写体を配置する最も基本的な写真の構図です。
三分割構図では、交差点に被写体を配置したり、海を撮影する様な場合、分割している線を目安に地平線を配置したりする事で、安定した写真を撮影する事ができます。
引用元:かめらいふ
Sony NEXの場合は、[MENU]→[セットアップ]→[(撮影設定)グリッドライン]→[三分割]と設定すれば液晶に三分割法の目安となるグリッドラインを表示できます。
レイルマン比率
縦に四分割し、対角線を引いて交わる点に被写体を持ってくる形で、鉄道写真を撮るために、プロカメラマンである中井精也さんによって考案された構図です。
引用元:かめらいふ
Sony NEXの場合は、[MENU]→[セットアップ]→[(撮影設定)グリッドライン]→[対角+方眼]と設定すれば液晶にレイルマン比率の目安となるグリッドラインを表示できます。
撮影した写真
使用したカメラはもちろんSony NEX-6(これしか持っていない)、レンズはTAMRON B011、SEL24F18Z。
構図については三分割法、レイルマン比率を意識していますが、厳密にきっちりとやっているわけではありません。目安くらいの感じです。また、三分割法とレイルマン比率のどっちを基準にするかはその時々で自分が良いと思った方にしています。
NEX-6+TAMRON B011 200mm 1/13 F6.3 ISO200 +1.0EV
ゆるい雰囲気を出したかったので前ぼけにして、露出をハイキーにしてみました。
NEX-6+TAMRON B011 200mm 1/125 F6.3 ISO200 +0.3EV
NEX-6+TAMRON B011 158mm 1/200 F8.0 ISO200 -0.3EV
綺麗だったカエルの緑色の肌が一番分かりように露出を少しだけローキーにしています。
NEX-6+TAMRON B011 200mm 1/40 F10 ISO200 ±0.0EV
日の当たっているカエル側と日陰側がちょうど対角線上にあったので撮影。
NEX-6+TAMRON B011 200mm 1/60 F10 ISO200 ±0.0EV
三分割法。蝶を柔かい感じで撮るためにはF値を小さく、露出をハイキーにした方が良かったかもしれません。
NEX-6+TAMRON B011 200mm 1/125 F9.0 ISO200 ±0.0EV
レイルマン比率。背景が植木鉢と分かるくらいにぼかしています。
NEX-6+TAMRON B011 200mm 1/30 F9.0 ISO200 ±0.0EV
これは縦バージョンのレイルマン比率。
NEX-6+TAMRON B011 200mm 1/50 F6.3 ISO200 ±0.0EV
前ぼけになっていていますが、トンボの羽の模様はしっかり分かります。
NEX-6+TAMRON B011 200mm 1/40 F6.3 ISO200 +0.7EV
カマキリの幼虫。カマキリと左奥の花を対角線上に配置。
NEX-6+TAMRON B011 200mm 1/20 F10 ISO200 +0.7EV
羽を立たせている時を狙って撮影。羽が綺麗に撮れています。
NEX-6+SEL24F18Z 24mm 1/1600 F1.8 ISO200 ±0.0EV
NEX-6+SEL24F18Z 24mm 1/1600 F1.8 ISO200 ±0.0EV
NEX-6+SEL24F18Z 24mm 1/320 F2.0 ISO200 +0.7EV
親父とミニトマト。主題のミニトマトと副題の親父が良いバランスに配置できたので今回一番気に入った写真。
NEX-6+SEL24F18Z 24mm 1/100 F2.0 ISO200 -1.0EV
使われない除雪機に巣を張るクモ。白飛びしちゃっていていまいちかも。
NEX-6+SEL24F18Z 24mm 1/1000 F1.8 ISO200 ±0.0EV
小さなコオロギ。これ以上近づくと逃げちゃいそうだったのでかなり引きで撮っています。
NEX-6+SEL24F18Z 24mm 1/2500 F1.8 ISO200 ±0.0EV
コンポストに群がっていたカエルが面白かったので日の丸構造で撮影。F値を大きくしてしっとりした感じを出した方が良かったかもしれません。
NEX-6+SEL24F18Z 24mm 1/40 F5.0 ISO200 ±0.0EV
神社に生えていた大きなキノコ。
NEX-6+SEL24F18Z 24mm 1/13 F7.1 ISO200 ±0.0EV 夕景モード
数年前のものと思われるセミの抜け殻。ピクチャーエフェクトで夕景モードで撮影したら夏っぽい感じに。
NEX-6+SEL24F18Z 24mm 1/500 F6.3 ISO200 -1.0EV 夕景モード WB太陽光
最後は車で帰る時にフロントガラスに張り付いてたカエル。
まとめ
カメラに目覚めて約4ヶ月の私ですが、構図を意識しただけですでいつもよりも上手く撮れた気がします。(もちろん、上級者から見ればまだまだだと思いますが。)しばらくは構図(三分割法&レイルマン比率)を意識して撮影していきたいと思います!
私が参考にしている本は中井精也さんのこの3冊。作例が多くて分かりやすくてオススメです。
では、またです!!
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